去年はこの山域に水沢森~間の岳に入っていますが、今年は寒湯沢登山口から須金岳の夏道ルートを行ってきました。
上ノ台の神社脇に車を置いてこれから出発です。竹ノ子森が薄っすらと行く手に見えます。
登山口まで寒湯沢を2回渡渉します
歩き始めて30分程で登山口に着きました。
ここから尾根の取り付きは急峻なうえに杉がビッシリ植えてあり、いつも手こずるところです。ここで下山時の最後にはスキーを抱え、ツボ足で降りてきました。
クロベの生える痩せ尾根まで来ると竹ノ子森がはっきりと見えるようになりました。
雪不足のせいか標識があらわに見えます。 クロベの生える痩せ尾根からこのあたりで解放され、明るいブナ林となってきます。
p629手前の屈曲点で一休み
竹ノ子森方向の雪稜
始め楽だったラッセルもH1000近くになるとフクラハギあだりまでとなります。今回は30代のK君がメンバーに加わり心強い
ブナの疎林。戻りの滑り降りが楽しみなところ
山頂を踏むなりそそくさとシールを外して下山準備にかかる
高気圧圏内に入り、風はあまりないものの寒気だけはまだ残っているのか、この様に万滝や虎毛は薄っすらとしか見えず、
残念!さてお楽しみの滑降ですが、H1100~800あたりまではパウダー滑りが出来ました
ブナの疎林で一番滑り易く楽しいところ
下部のほうまでくるとブッシュが多くなり、雪質もイマイチとなる
降りは休憩を一回とって無事に寒湯沢に辿り着きました。
荒雄岳と連山を成す山王森が南の方向に見えます。
下山時の竹ノ子森
コースタイム:上ノ台8:30~登山口9:00~p629手前屈曲点10:00~須金岳山頂13:00~登山口15:00~上ノ台15:20
帰路の車窓から振り返って見ると、間の岳~須金岳の全容がやっと見えてきました。
以下6枚の写真は4年前3月初旬に行った時の須金岳山頂附近での光景です。ピーカンで視界の良い時にはこうなります。
間ノ岳の方向を見ています
春川の万滝です
万滝の右脇には虎毛山
虎毛山はこの須金岳方角から見ると山ひだが すごく美しく見えます
山腹の沢の縦縞模様を虎毛に見立て その名がついたようです
栗駒が近くに見えています
広々とした雪陵でのパノラマが楽しめるところです